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海洋天堂(ジェット・リーが)

 東京に転居後の私にとっての一番のメリットは、
マイナーな映画が簡単にみれることかな。
「海洋天堂」 先週に見たから、もう1週間たった。
1週間ぐらいたってから、シーンとかを思い浮かべて
いい映画だったかなと思う。
私、反応が遅いんだよ。
海洋天堂
クリックしてみてください

 ジェット・リーがアクションなしで、
いつのまにか、ちゃんと年もとって、親父の役。
しかも、末期がんで、子供は自閉症。
奥さんは子供の障害がわかったころに自殺してしまったらしい。

 どうみたって重苦しい映画になりそうな状況。

 なのに淡々としている。日常生活の描写がいいね。
自宅の部屋とか職場とか。自閉症の特徴を織り交ぜて。
卵をよく食べていた。影響されやすいから、見た後は朝食に目玉焼き。
特別ひどい意地悪な人間も登場しない。
となりのお店のおねえさんも、旅芸人のおねえさんも
淡々と、つらくても淡々と、運命をうけいれて生きている。
登場人物は、誰も泣かないと思う。(??)これってすごい。
自閉症の子はパニック起こして泣いていたっけ。それだけかな?
ちがっていたらごめん。でもそんな印象。

 
辛さの説明を「これでもか」みたいに押しつけてこない。
死ぬところなんてうつしていない。
いきなり葬式のシーン。

 淡々とがホントにいいなと思った。

 昔、高校生だったかなあ、見たのは、
アラン・ドロンの映画「サムライ」。
フランス映画だからわかりにくかったのだけど、
殺し屋のドロンが傷を負った手を
水で洗うシーンがあった。
うなりもせず、痛そうにもせず、(見た目は血だらけで、痛そう)
淡々と平然と傷を洗っていた。

 あの頃の私でも、日本映画だと「うー」とうなる演技だろうなあと思った。

 余分な説明なく、淡々と。この雰囲気は好きなんだけど。
情緒に強くうったえかけない、押しつけがましさのない脚本。

 言葉で押し付けない方が、後でじんわり効いてくる。
 
舞台は北京?絵に描きたいような坂のある町に住んでいた。
 
 魚と泳ぐ自閉症の息子の泳ぎがきれい。
 海洋天堂って、Ocean Heavenと英語の副題があった。

映画館から出て、銀座を歩いていると
映画が続いてるような感覚が。中国語が聞こえてくる。
後ろを中国人が歩いている。(中国語はわからないが)

追加
ちなみに見つけたブログより
『海洋天堂』は27日(土)より、シネマート六本木に移り、絶賛上映中~。
シネスイッチ銀座で見逃してしまった、そこのあなたは六本木に急いで!
中国にて行われた第14回中国電影華表奨にて
『海洋天堂』が「新人脚本賞」「新人男優賞」「合作賞」を受賞しました

 ファンはいるようだ。自閉症への理解にもいいよね。
日本の障害者の現状もけして良好ではないと思うよ。
by aamori | 2011-08-31 17:53 | 思うこと | Comments(0)